Hey Im Yuga

私が私を見つける。私が誰かに見つかる。

6年前、私はガブリエル ロスに呼ばれていたのか

 

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Wikipedia


私は心底興味を持った人のブログを、一気に読み漁る性質がある。
夫おかっちの時もそうやった。今は5リズムの先生Masayoさんがその対象になっている。で、次々と読んでいく内に、ふとある日のことを思い出した。

 

2012年10月。
私は、アイルランドに住んでいた。
3年間住んでいて、たった一回だけ、5リズムのクラスを受けたことがある。親友の弟が通っているからと言う理由で、軽い気持ちで、何も調べず、ふらっと受けに行った。
5リズムが誰によってどのようにして造られたものなのか、何のためのメソッドなのか、全く知らなかった。

どきどきして会場に入ると、なんだか空気がどんよりしている。
先生に挨拶するもなんだかそっけない感じで、私は「来たらあかんかったんかな」と(勝手に)卑屈になった。音楽がかかって、みんなで踊り始めてそれなりに動くのだけど、私にとっては「深い、いい体験」になったという印象はなかった。

 

クラスが終わる時、先生がみんなを集めてこう言った。
「もう知ってるひともいるかもしれないけど、ガブリエルが天に帰ったわ。」
その後にも何か言っていたけど、正確には覚えてない。(というか、言葉が理解できてなかったんやと思う)そして、みんなで輪になって黙祷した。何人かが、涙をすすってた。

わたしは「ガブリエル」が誰なのか知らなくて、《いつも一緒に踊っていたクラスのお友達》かなにかだと思い込んでいた。

 

あれから6年。
2018年10月。
私は5リズムと再会し、「ガブリエル」が誰なのかを知った。
あの時天に帰ったガブリエルは、《5リズムの創始者ガブリエル・ロス》その人だった。

 

なんということか。
なんということだ。
たった今、そのことに気づいたのだ。

 

ガブリエル・ロスが亡くなったのは2012年10月22日。その3日前の10月19日に、私はFacebookでなぜかガブリエル・ロスの写真をシェアしている。(ちなみに自分の誕生日の次の日)

その人がガブリエル・ロスだとも知らずに。5リズムがなんたるかも知らずに。

 

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© Julie Skarratt 2013

 

そしてガブリエル・ロスが亡くなった3日後の10月25日のブログに、こんなことを書いていた。

6年前の幼さが見え隠れしてるけど、本質的には今の気持ちとズレがない。自分でびっくりした。おそろしいくらいだった。

ちょっと長いけど、全文掲載したい。

yugayuga.exblog.jp

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うたっておどって暮らす、を地でいきたいワタクシ

やりたいことはとっくにわかりきっている。

 

人は生まれてくる時、「どうしてもこれがやりたいんや!」という目的をもって、それをかなえるために最適な環境/両親を自分で選び、そのうえ自分の名前まで自分で決めて生まれてくるんだという説がある。

あたしは、この説はものすごくかぎりなく本当だと思っている。(少なくとも自分にかぎっては)

 

あたしが生涯をかけてどうしてもやりたいことは、「ボディ系パフォーマンスアートとヒーリングの融合」だ。

 

身体一個。
ずっとこれに憧れている。

 

うたうこと、おどること、ヨガをすること、エネルギートリートメントをすること。

これらすべてあたしのライフワーク。

これらすべて身体一個でできること。

 

何度もトライしてみたものの、楽器とかダメ。機械とかダメ。全く才能ない。

いいかげん認めざるを得ない。

からだのことなら比較的よくわかる。だって愛しているから。

 

 

わたしのからだ。

わたしのいのち。

あなたのからだ。

あなたのいのち。

 

それぞれが響き合って形成されている、この好奇に満ちあふれた世界。

 

全身全霊でおどりたい。

魂焦がしてうたいたいのだ。

ひとは本当の喜びに触れた時、全身の細胞がざわめいてそこに光の粒子が満ちあふれる。

その体験を知っている。

 

あたしだけではないだろう。

身体からわき上がるセンセーションにのみ忠実なその表現は、確実にあなたを癒すことになる。

目的は、与えられた"シェイプ"をなぞることではなく、コンペティションに勝つことでもなく、ただ、(安全な場所と方法で)あなたそのものを解放することだ。

そして、世界とつながることだ。

 

あたしは、そのファシリテーターになりたい。(イメージはフェアリー系美人花咲かばぁさんで。)

 

ヒーリングを学ぶのはあそこ以外にはもう考えられないとして、問題は"ボディ系パフォーマンスアート"の方だ。

 

これを学ぶために今の大学に入学し、そりゃあもう一生懸命努力してきたのだが、正直なところ(残念ながら)本質的な方向性が全く違うという事に気がついて、自分でももうそれをごまかし切れないところまで来てしまった。ぶっちゃけ神経やられてボロボロなのだ。

CO-ディレクターのジェニーからは「あんたにはこれ以上がんばれとは言わない。とにかくカウンセリングに行ってこい」と言われる始末。そしてそのジェニーも近々学校をやめるらしい。昨日突然の報告だった。きっと彼女もここに居たくなかったんだろうなぁ。ひとのことだから勝手なことは言えないけど。

 

エニウェイ。
さぁ、あたし、どうする??!!

 

ってことで今いろいろ思案中。

未来の可能性。光の射す方角を。 

 

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このブログは、2012年9月末に立ち上げて、ほぼ10月の一ヶ月間しか書かれていない。まるでこの記事を書き残すためだったんじゃないかとすら思えてくる。
 
お空から降ってくるパズル遊びは得意な方やん。
ちょっとやそっとのシンクロニシティに大騒ぎなんかしない。
 
でもこれは、ぞわっっっとした。
体の真ん中に重く静かな確信がもたらされ、畏敬の念すら湧いてくる。
6年前のあの日、私はガブリエル・ロスに呼ばれていたのだろうか。
6年経ってようやく、その声が届いたのだろうか。
この6年間の沈黙は、必要なプロセスだったのだろうか。
「いやいや、べつに呼んでないよ!」って言われるかもしれへんけど(笑)
そうか、私の方が呼んでたんや。無意識で、ガブリエル・ロスを。
 
人生は、本当におもしろい。
いつか、ガブリエル・ロスに会えると思う。
どんな方法でかは、わからないけど。
 
 
これは、完全に自分のための記録。
記録は、残しとくもんやわ。