Hey Im Yuga

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【叶恭子の知のジュエリー 12ヶ月】との対話

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あの叶恭子おねえさまが、
女子中高生に向けて書いたという本。

 

叶恭子の知のジュエリー12ヵ月 (よりみちパン!セ)

叶恭子の知のジュエリー12ヵ月 (よりみちパン!セ)

 

 今の私(36歳)が
心に引っかかったフレーズを抜粋し、
リフレクションしてみますー♪(´ε` )

 

"男性を愛しながら、「恋人という存在は持たない」と公言するわたくしに、世の中の人は「なぜ?」と問います。しかし、いつから、どうなれば、自分たちは『恋人』どうしである」と名前を付け合うべきなのか、わたくしにも、素朴な疑問があるのです。"

 

うん。
これは、まぁ、そうよね。
私も思ったことある。10代、20代の頃。
"恋愛"に関してもっと奔放だった頃。

 

でも今、私は「人妻」になっていて、
夫以外の男性との恋愛は一切しない。

なぜか。

「裏切り行為だから」とか、
「モラル的にダメだから」とか、
そういうことではない。

夫おかっちと付き合い始めて間もない頃、
「浮気したらどうする〜?」って、
まぁまじめにそんな話になって、
おかっちと私の答えは同じやった。

それは、
「静かに去る」
ってこと。

私がおかっち以外の人と恋愛をしないのは、
他でもない。
「おかっちを失いたくないから」やん。

 

「バレんかったらいい」ということではない。
そもそも、コソコソするくらいなら
そんな関係は持ちたくない。

隠すんも、隠されんのも嫌。
堂々と出来ないのは、
私にとってはしょーもない関係やねん。
私見ですよ。人様のことをとやかく言ってるわけじゃないよ。)

 

だから、
「おかっちとの関係の全てを失ってもいい」
と思えるような人に恋をしない限りは、
私はいわゆる「不倫」はしない。

でも、もし、万が一、
そんな人に出会ってしまったら、
それはもうしょうがないよね。
それは、お互いに、そうよね。

でも、それよりも、
「不倫」をする必要のない満ち足りた関係を
おかっちと育んでいきたいと思ってる。

私の場合の話な。

 

でも、これが仮に、
いわゆる「オープンな関係」で、
双方に「自由恋愛」の合意があったとしたら
話は別やん。

恭子おねえさまは
男性とお付き合いをする度に
必ずその合意形成をするんやって。

それは本当に筋が通っていて、
徹底的にフェアで、
圧倒的に美しいと思うで。

 

私はおかっちに
「静かに去られる」んが嫌やし、
そもそもおかっちとふたりで
仲良く年取っていきたいと思ってるから、
「妻」ってカテゴライズされてるんが
わりと心地いいねん。

でも、めっちゃわかるで。
恭子おねえさまの言ってること。
リスペクトするで。

 

===

"自分と同じ歳の男の子の
未熟な身勝手さよりも、あなたが
まだ未成年であることに目をつぶる、
大人の男性の狡猾さには、
くれぐれもだまされないように。"

 

これはぐっとくるわ〜。
私は16歳から23歳まで、
7つ年上の人とお付き合いしてたん。
(19~23までは一緒に住んでた)

当時は背伸びしたかったんもあるやろうし、
とにかく経験も浅くて
自己肯定感も限りなくゼロで、
自分でもほんまにパッパラパーやったな
思うんよ。

彼は別に私を騙していたわけではなくて、
最終的にはプロポーズされて
マンションを買ったん。
だから彼なりに大事にしてくれてたんやと思うで。

 

でもやっぱりな、
彼が求めてたんはきっと、
経験が浅くて
自己肯定感も限りなくゼロで、
パッパラパーの年下の女
やったんやわ。

私、彼といた7年間で、
生きる力がみるみるしぼんでいった。

10代の後半から20代にかけての時期に
自分の頭で考えたり、
自分の足で踏み出したりする力を
育むことができんかった。

 

最終的に、
「ゆうがは所詮カゴの中の鳥やから、
いいマンションに住んで、かわいい服着て、
毎日楽しく暮らせばいいよ♪」
って言われて、離れることにした。
彼にとって、私は人間じゃなかった。

 

彼は大企業の正社員で、結婚したら安泰。
自分で生きて行く自信がゼロやったから、
「この人のことが好き」って、
必死に思い込もうとしたけど、
好きじゃなかったんやわ。

だから、
いわゆる「浮気」もいっぱいした。
私も私でひどいな。
せずにいられんかったんやわ。
 
で、好きじゃない人のことを
好きなふりして生きていくなんて
地獄やんって思った。

ここら辺くらいかな、
私の座右の銘が「正直」に定まったんは(笑)

 

彼と別れてからの数年間は、
本当に大変で、
失われた7年を取り戻すための
リハビリみたいやったけど、
あの時、飛び出して来れて
本当に良かったって思ってる。

 

だからまぁ、
貴重な経験の一つなんやけど、
今になっても思うんは、
未成年を恋愛相手として選ぶ
大人の男性って、私にとっては
「その程度」って思ってしまうねんなぁ。
「こどもしか相手にできへん未熟な大人」って。

 

===

"「あなたの言うことはわかるけども、やはりわたしはこうしたい」と親に言うことができるならば、その言い方がいくら未熟なものであったとしても、そのこどもは立派な「大人」と呼べるでしょう"

 

私は、親の言うことを聞いたことがない。
(あ、自分が納得したことは別やで?)

さんざん世話にはなっているけれど、
さんざん愛を注いでもらっているけれど、
親からのコントロールを許したことは、
一度もない。
泣き喚いて、怒鳴り散らして、
物を投げてでも抵抗する。

 

大人になった今、
「ずっと親の期待通りに生きてきたから、
本当の自分の望みがわからない」
という人に出くわすことがある。

 

私の意思表示の方法は
相当未熟やったと思うけど、
「自分、よくやった」と思ってる。

そして親にも、
「よくぞ、反抗させてくれた」って、
思ってるんやで。

 

===

 

"たとえ、100万人の人が
どんなに楽しそうにしていたとしても、
そこに真から楽しめるものがなければ、
「この世にたった一人のあなた」は
無理に笑うことはありません。"

 

ああ。これ。
知覧に行った時のこと思い出した。
「神風特攻隊」の若い兵士達の遺書。

たった一人のものを除いて、全部が、
「光栄だ」とか「お国のため」だとか、
「誇りを持って」「万歳」とか、
キラキラした"美しい言葉"
で埋め尽くされていて、

でもその中にたった一人だけ、
「こんなのは茶番だ。日本は負ける。」
的なことを書いてる人がおった。
(正確な言葉は覚えてないです)

 

他の遺書達のキラキラした言葉が、
本心やったんか偽りやったんかは、
本人亡き今確認のしようがないけど、
少なくとも「みんな」がそんなムードで、
命がかかってるような時に、
たったひとり、
「それ」を表現できるその人の
強さと美しさに心を打たれた。

 

今私は、とても正直に生きているけども、
「100万人vs1人」になったとき、
自分を貫き通せるだろうか。

貫いてもいいと思えるだろうか。

 

そこで自分を貫ける、
その強さと美しさに
私は憧れてるんよ。